SYOURYU | 「金属で叩く」技術を現代に落とし込んだ錫商品
脈々と継がれた高岡の歴史
syouryuは、明治42年創業以来、寺院用のおりんを専門に製造しているシマタニ昇龍工房の自社ブランドです。「高岡らしく、鍛金職人らしく、そして生活の中で使うことのできる新しいプロダクトを作る」この思いからすずがみは生まれました。
4代目として家業を継ぐ島谷好徳さんはキャリア20年を超えたいまでも、鋭敏な感覚でおりんの音を聞き分けるために毎朝、調音作業を欠かさないという。ロゴに込められた「かならずたたいたものを商品として世の中に送り出したい」のよう、syouryuは鍛金を生かしたプロダクトを提案し続けます。
工房巡りエピソード
何度も叩くことで自由自在にグニャグニャ曲がるおもしろいお皿を作っている島谷さん。職人への道を嫌い、一時は料理人になることを夢見て東京へ行った島谷さんですが、恵比寿で呑んだ朝帰りの日に偶然、清掃のボランティアをしている女性から「仏さまの道具をつくるおうちに生まれるなんて、とても稀で素晴らしいこと」と言われて初めて当たり前だと思っていた家業の魅力に気づいたそうです。